Ryosuke Iw pottery 陶芸作家 岩切良介

札幌で陶芸家のアシスタントをやってます。

陶芸道具 ー自作剣先ー

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修行10ヶ月目
本州は桜が咲いているそうですが、札幌は気温は上がりましたがまだ肌寒く春らしくありません。

 

今回は、板状に延ばした粘土などを切る道具である「剣先」を自作しました。普段は、ダイソーに売っている100円のデザインカッターのようなものか市販の陶芸用のものを使っています。ただ、ダイソーのものは本来は紙などを切るためのものなのか切れすぎると(粘土をかなり切ってはいますが)思っています。

自作しようとしている剣先は、厚手の粘土を真っ直ぐ切ることに向いています。

 

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使用する道具と材料

*オレンジ色は必須だと思った物です。

【道具】

金槌(一本あればなんとかなります。)

・金床(叩く時に受ける)

ニッパー(竹串を切るだけではなく針金なども切断できるので必要)

・グラインダー(金属用のヤスリでも可能)

・バーナー(家庭用コンロなどでも代用)

インパクトドライバー(あったら穴を開けるの便利)

・万力

 

【材料】

傘の骨(刃になる)

竹串(固定用のクサビ)

・持ち手になる棒(穴を開けて刃を入れるのである程度の太さと強度が必要)

 

作り方

 

最初、傘の骨が長ければニッパーで10cm程度の長さにします。骨の叩き始めは金槌の丸いところで平らにするのですが撮り忘れました...

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上記の作り方で、1.5cmと2cm,3cmの物を作りました。

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グラインダーで刃になるように「線」で当てるようにして削ります。削りすぎるとやり直しがきかないので少しずつ力を加えつつも均等になるように立てて当てました。

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中心からずれて刃が付いていたり反ったりしていることがよくあるので金槌で叩いて調節します。

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バーナーやコンロで刃が赤くなるまで熱して水につけて急冷します。これで「焼き入れ」になり強くなります。水につけずに自然冷却すると「焼きなまし」になり柔らかくなるそうです。

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最後に竹串を入れて抜けづらくするのですが...

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2本目を何も考えずにやったら抜けなくはなりましたが、刃が上の方で固定されたうえに竹串が根元まで刺さりませんでした。影響はないですがちょっと格好悪くなりました。←反省材料

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