Ryosuke Iw pottery 陶芸作家 岩切良介

札幌で陶芸家のアシスタントをやってます。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

マグカップを作る2

こんばんは、札幌はちらちらと雪が降っていました。 今日は、前回の取っ手をつけたマグカップに化粧をかけました。 前回、全く取っ手のつけ方にふれなかったので写真だけ載せます。 取っ手の作り方 1.机をスポンジで濡らし、それを吸水スポンジで湿る程度に…

マグカップを作る。

マグカップは、海外だと「マグ」と言うそうで恥ずかしながらさっきほど知りました。 今回は30cm皿を休止してマグカップを10個作っています。 取っ手をつけるため16個作りましたが、取っ手をつける工程で14個になりました... 長方形の湯飲みに見えますが土を…

化粧がけ5(ついに成功)

今まで底付きするために高台内を先に化粧を掛けたり、後にかけることによってズブがけができていました。記事の後方に試した方法を書きます。 今日はそもそも、なぜ底付きするほど見込みが広い器に生で化粧を掛けるのかをポジティブ、ネガティブで考えてみま…

コテをリユースする。

今日は、上記の写真のコテにするためにレモンゴテ(と呼ばれていました。)を魔改造(再利用)しました。 コテを作る理由 ・このまま使うにはコテの曲線が強く見込みが広い皿を作るには使いづらいため。 ・迷いを減り合理的で効率良く制作に集中できる(既製…

釉がけ

今日は、三号石灰釉(透明釉)でズブ掛けをしました。ズブ掛けとは釉薬を柄杓などで器に掛けるのではなく、釉薬を桶などに器が完全に浸る量を入れて一回で綺麗に掛けることができる方法です。 利点 ・一回で掛けるぶん上手にムラなくかけられれば一番綺麗に…

化粧がけ4

今日も化粧がけをしたのですが、いつもとは別の方法で掛けました。 今までは「高台が広い器」は生がけの一発掛けでは底付きしてしまうので対策をしていました。 対策 ・底を先に化粧をかけて撥水剤でコーティングする ・撥水剤でコーティングしてから化粧が…

テストピース

最近、急にブログへのアクセスが増えて安定もしてきましたありがとうございます。インスタなども増えて欲しいです。 今日は化粧に合わせる透明釉のテストピースが焼きあがりました。 貫入(ヒビ)が多く生地への染み込みが多かったので減らす目的で既製品の…

30cm皿 4(本焼き)

札幌は雪が積もるようになり、そろそろ自転車での移動が厳しくなってきました。 今日、本焼きの窯出し終わりました。 4枚焼成しましたが、二枚が完全に失敗しました。 一枚は底付きして、もう一枚が電熱線を固定する金属に棚板を当ててしまったみたいで皿に…

酷使した道具。

皿を削っていて最近削りやすいなと思って手元を見たらいつのまにか削りカンナの先が細っていました。2回目なのですが、以前は器が硬い状態で削っていた時に細くなっていましたが今回はかなり使い込んでこの状態になりました。 物凄く削りやすいのですが、い…

色化粧のテスト

工房の業務で灰色の色化粧のテストピースを作りました。 まだ、生地にはかけていませんが。 灰色を出すのは難しいそうですが、挑戦しています。 黒い顔料を使い、5%、4%、3%、2%、1%の割合でまず実験します。 テストするための化粧の割合が50グラムの分量に…

30cm皿 3(素焼き)

今朝の札幌はかなり寒くてびっくりしました。 課題の方はというと...30cm皿が初めて素焼きまで持っていけました。 8月からなので4ヶ月、長かったです。化粧の方もフチと高台内の処理に課題が残るものの なんとかかけられるようになりました。 今回、化粧が…

化粧がけ3

ここのところ札幌は急に寒むくなりました。ブログへのアクセスも倍に増えて驚いています。前回、高台の内側以外をかけました、その続きです。 ズブがけした後に残った化粧を針で剥がした後、スポンジで丹念に撥水剤を剥がします。(残っていると化粧を弾きま…

30cm皿の化粧がけ2

前回までは、作った器が崩壊したりキレが発生していました。 また、一度に化粧をかけることによっておこる底付きの問題も解決できていませんでした。 解決方法として今回は別の試みをしました。 撥水剤を裏側に塗り、化粧をつけないという方法です。 そうす…