Ryosuke Iw pottery 陶芸作家 岩切良介

札幌で陶芸家のアシスタントをやってます。

化粧がけ4

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今日も化粧がけをしたのですが、いつもとは別の方法で掛けました。

今までは「高台が広い器」は生がけの一発掛けでは底付きしてしまうので対策をしていました。

 

対策

・底を先に化粧をかけて撥水剤でコーティングする

・撥水剤でコーティングしてから化粧がけの後に拭き取って化粧をお玉で必要なぶんをすくってかける

 

欠点

・先に化粧をかけて撥水剤をすると、その上に化粧が雫程度なのですがのってしまい拭き取ったり、針先なので剥がそうとすると下にある化粧に傷をつけてしまう。

・撥水剤を拭き取る際かなり根気がいることと、スポンジで水分を使ってこするために砂が出てきてしまうという問題がある。

 

今回

面裏を別々に掛けることによって底付きを抑えてフチも綺麗に仕上げられる

 

利点(推測)

・フチに指が触れずにかけられて、底付きもしなくて済み綺麗にかけられる(だろう)

 

検証

表面を写真のように先にかけました。その後に、事前に素焼きした器に裏面に水をまわした時に表面に水がついていたので今回はフチの周りに撥水剤を巻き化粧をガードすることにしました。

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その後、裏面を一回でかけたのですが写真のようになってしまいました...

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2枚目は、底をかけた後に化粧を捨てて周りを拭き取ってからかけました。全体的な完成度としては悪くないです。

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拭き取る作業が難しく時間がかかる。

 

結果

撥水剤を塗っていたため表面は綺麗に仕上がったのでですが、フチに固まりかけたペンキのように雫が集まってしまい吸水スポンジで拭いてなじませていく工程ができてしまいました。

 

結論

ある程度綺麗にできたのですが、工程と作業時間、使用する道具なども増えすぎて何枚も化粧がけする実用性はありませんでした。

 

読んで頂きありがとうございました。

 

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