Ryosuke Iw pottery 陶芸作家 岩切良介

札幌で陶芸家のアシスタントをやってます。

30cm皿 4(本焼き)

f:id:RyosukeIw:20201112005411j:plain

札幌は雪が積もるようになり、そろそろ自転車での移動が厳しくなってきました。

 

今日、本焼きの窯出し終わりました。

4枚焼成しましたが、二枚が完全に失敗しました。

一枚は底付きして、もう一枚が電熱線を固定する金属に棚板を当ててしまったみたいで皿にくっつきさらに三カ所ほどヒビ(亀板に直接のせて削っているため負荷がかかっていたものと思います。)が入っていました。残念...

 

f:id:RyosukeIw:20201112005227j:plain

化粧をかけたもの

f:id:RyosukeIw:20201112005203j:plain

工房で使っている粘土に透明釉をかけたもの

f:id:RyosukeIw:20201112005235j:plain

底付きはまぬがれたものの真ん中が落ちました。

f:id:RyosukeIw:20201112005154j:plain

一番見込みがましに仕上がった皿に電熱線を固定している金属を落としてしまうというミス、ヒビも数カ所入っています。

f:id:RyosukeIw:20201112010728j:plain

底付きした一枚。

この後、リューターで綺麗に取り除きましたが見事にガラス板の上に置くと回りました。

初めて皿を焼いて見てわかったこと。

・器の底は焼成時に熱で底が落ちることがある。

・高台が低いと棚板にくっつくこともある。

・化粧をかけたものはムラがわかりづらいが本焼きがにハッキリと出てしまう。

・異物などが付着などもありうる。

 

対策

・器の見込みの広さを工夫

・高台のデザイン自体をかえる(高台を高くする、二重高台、目土などで落ちても棚板につくことを回避する。)

・化粧の掛け方をさらにムラが出づらい、傷などが付きづらい処理や工程を考える。

・窯づめを慎重にする、綺麗に掃除する

 

今回、焼いてみるとわかることがたくさんありました。次はこれに加えて化粧、釉薬のテストを行います。

 

寒くなってきたので、皆さんも身体を壊さなうよう気をつけてお過ごしください。

 

InstagramFacebookやってます。フォロー頂けると励みになります。

Instagramhttps://www.instagram.com/ryosuk_iw/

Facebookhttps://m.facebook.com/ryosuke.iwakiri.7?refsrc=https%3A%2F%2Fm.facebook.com%2Flogin%2Fdevice-based%2Fpassword%2F&_rdr