Ryosuke Iw pottery 陶芸作家 岩切良介

札幌で陶芸家のアシスタントをやってます。

新たな化粧と透明釉に挑戦

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修行 8ヶ月目

札幌はようやく暖かくなってきたと思ったら突然のパウダースノー...

アイスバーンの道は苦手なのですが、最近は雪かきが楽しくなってきました。

 

現在、急須に挑戦中ですが、並行して化粧と透明釉に挑戦中です。

前回、皿のフチの釉が崩れ落ちる「シバリング」という現象が起きました。

 

原因

・「貫入」(釉薬にヒビが入る)とは違い、「シバリング」は粘土が焼成中(本焼き時)に釉薬よりも縮むと、釉薬の方が耐えきれずに剥がれてしまう(釉が飛ぶ)ため。

 

対策

・生地が釉の熱膨張より高いので「生地にカオリン、珪石、粘土などを加えて熱膨張を下げる」=熱膨張を下げる

釉薬の熱膨張率が低いために生地に負けて釉が飛ぶので、「釉薬に長石や石灰などの原料を増やして熱膨張率を近づける」=熱膨張を上げる

 

*生地の膨張率を下げてしまうと他の釉薬と合わなくなってしまうことがあるので現実的ではないため、釉薬の熱膨張率を上げることが現実的です。

 

写真の化粧のテストらしきものは、陶石ベースの化粧の実験です。

左は、陶石100%なのですが現時点で剥がれてきています。そのため右のテストピースは蛙目粘土(白く粘土分を含んでいるため接着剤の代わりに使ってます。)を使い石灰も入っています。

 

結果が出るにはまださきになりそうです。

 

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